第29回にのみや観光フォトコンテスト[入賞作品]
- 観光協会では、二宮町の観光PRとして、自然や、風景、旧跡など、「にのみや」の魅力が伝わる写真を広く募集する「フォトコンテスト」を行っております。インスタグラム部門も好評で、多くの作品が寄せられました。
審査結果
【応募結果】
写真部門 | |
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応募者数 | 作品数 |
47名 | 210点 |
インスタグラム部門 | |
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投稿者数 | 投稿数 |
111名 | 514点 |
【総評】 (審査員長 山口 高志 氏)
2024年にのみや観光フォトコンテストへ多くのご応募を頂き改めて感謝と御礼申します。本年度の応募作品を拝見して強く印象に残ったのは、「写真部門」「インスタ部門」共に応募作品のプリント仕上げの精度(色合い、明暗の階調バランス等)が推しなべて均一な仕上がりの作品が多く、とても明快で見やすく審査がスムーズに行なえました。二宮町は暖流(黒潮/日本海流)の相模湾に面し年間を通じて気候温暖である為、応募作品もそれらの条件が反映し秋めきや冬らしさを感じる情景作品が乏しい印象です。気候温暖な二宮町ではありますが稲がみのり、吾妻山の歩道にススキが群れたり落ち葉が散りしくなど、季節のめぐりを意識するようなシーンは数多見られるはずです。その様な出会いのシーンの応募をもお待ちします。
写真部門 推薦
推薦 「霊峰彼方」 清水 進 さん
- 何とも表現し難い爽快感に満ちた映像。澄み切った空を押し上げる様なソメイヨシノの大らかな枝振り。芽が吹き始めた芝原の樹影の濃度が実に程良く、画面にリアルな立体感を生むと共に残雪輝く富士山までの遠近をも伝えます。この光景に見入るカップルの嘆声が伝わる様な明快且つ満ち足りた気分に浸るシーンです。
写真部門 特選
特選 「好日」 青木 房雄 さん
- のどかさと豊かな自然環境に恵まれたせせらぎ公園の景観を的確に表現した情景スナップシーン。和らいだ日差しに映えるアジサイの花群れを視点に、木道を歩み行く園児達の行列が画面に程良い遠近感と動感をもたらしました。夏近しの感を抱く味わいのある情景描写。
特選 「みそぎ祭」 加藤 庸介 さん
- 「浜下り祭」とも言われる川勾神社の例大祭。日毎に日暮れが早まる10月の梅沢海岸のほの明るさ、神輿を奉じて浜辺を練り歩く勇壮な動感を実に的確且つリアルなフレーミングで描写されています。背景の西湘バイパス等の街灯のもの和らいだボケ描写が程良く画面の幽玄感を盛り上げています。
特選 「逆さ富士」 樋口 文二郎 さん
- 撮影現場に置けるイメージの豊かさ、斬新な着想が生んだ映像シーンとして賞賛します。恰も波一つ立たぬ湖面、又は水面へ投影する残雪の富士山とみまがいます。が、撮影地の吾妻山に湖水等はありません。このシーン、富士を望む展望台下に設置されている光沢その物の御影石への富士の写り込みをモチーフにしたシーンと思われます。春特有の潤んだ天候も幸い。サッと描いた水彩画を思わせる明快な描写に惹かれます。
写真部門 準特選
写真部門 入選
インスタグラム部門 推薦
推薦 山鹿 博史 さん (h_yamaga)
- 何とも絶妙なフレーミングの上手さに感歎、舌を巻きました。吾妻山公園のシンボルツリーである大榎の樹下を歩むカップルのシルエット。その右下の上半身のカップルも効果的な副素材。何とも例えようの無い空の佇まいとその色彩。恰も映画のラストシーンを見るような趣のある色彩と映像です。
インスタグラム部門 特選
特選 塩沢 正人 さん(masatodeluxe)
- 9月中旬ごろ約3万本弱のヒガンバナが見頃となる花の丘公園。自然な傾斜を持つ花畑をリズミカルに歩む女性の躍動を実にタイムーリーに表現されています。画面の手前下方の花群れのボケ味が効果を発し画面の奥行きと遠近を盛り、且つ、女性の歩みの先へ幾分木柵が迫り上がるのも、歩みの勢い、溌剌さを高めました。
特選 荒井 宣子 さん(nonchorin)
- 表情は窺えません。が、吾妻山公園第二展望台から眼下に展開するこの光景を見入る、麦わら帽姿の児童の眼差しと安らいだ心地良さが伝わる映像シーン。視線の先は二宮の街並みと空の青を映した相模湾。画面の天部左右から伸びるサクラがこの光景を児童と共に眺めいる様な印象です。