第28回にのみや観光フォトコンテスト[入賞作品]
- 観光協会では、二宮町の観光PRとして、自然や、風景、旧跡など、「にのみや」の魅力が伝わる写真を広く募集する「フォトコンテスト」を行っております。インスタグラム部門も好評で、多くの作品が寄せられました。
審査結果
【応募結果】
写真部門 | |
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応募者数 | 作品数 |
48名 | 215点 |
インスタグラム部門 | |
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投稿者数 | 投稿数 |
101名 | 603点 |
【総評】 (審査員長 山口 高志 氏)
本年もにのみや観光フォトコンテストに多くの作品をご応募頂き厚くお礼いたします。と、共に連年続いたコロナ禍も終息の兆しが伺え、その間途絶えた二宮町伝統の祭礼や年中行事、イベントが一部規模や内容を割愛し催行された事で、応募作品においても賑わいが復活しつつある事は大きな喜びです。二宮町の象徴とも例えるべき観光名所吾妻山の風光を愛で集う多くの人々。その環境コンディションを保ち維持する地道な勤労へもスポット光が注がれたのも喜ばしいエポックと感じます。
写真部門 推薦
推薦 「春の助け人」 川上 勝正 さん
- イマジネーション、着想に深い共感を抱くシーンです。期間中吾妻山に登られた多くの人々を楽しませてくれた菜の花畑。その咲き終えた菜畑を町内のボランティアの方と思しき方が丹念に手入れされています。日除けの麦藁帽子が目を引くとともに、背後のサクラの花群れと残雪の富士までの遠近をリアルに表すと共に、さらに明年の満開のナノハナを確約する描写と思えます。
写真部門 特選
特選 「宵の大神輿」 加藤 庸介 さん
- コロナ禍で途絶えていた川勾神社例大祭みそぎ祭り。2022年は規模を縮小し神輿の町内巡行が行われた。川勾神社境内でのシーンと思われますが、実に的確なカメラポジションから、望遠レンズの特性である距離の圧縮効果を巧みに活かし、神輿の担ぎ手が密に群れて汗が飛び、威勢の良い歓声が飛び交う様を的確な画面構成とフレーミングで活写しています。
特選 「せせらぎ公園の花しょうぶ」 原 律子 さん
- 花芽の付きとその密度、正に撮り頃申し分無いコンディションです。画面の下方の所々に蕾が覗けるのと茎の緑と盛りの花株との色彩バランスが程良く、目に涼やかさと爽快感を与えます。画面の適度な高低差と花園の奥行きを引き出したカメラポジションの選択も的確です。
特選 「とれたかな?(ふれあい地引網大会)」 近藤 俊夫 さん
- コロナ禍を経て3年ぶりに梅沢海岸で開催された「ふれあい地引網大会」のスナップシーン。ワイドレンズの描写の特性である遠近感の誇張と違和を感じぬよう程良く利かせ、波打ち際までの距離を引き出した画面構成がリアルな動感を伝えます。収穫の程を期待すると共に、みんなのマスク姿がコロナ期の記録として貴重なシーンに思えます。
写真部門 準特選
写真部門 入選
インスタグラム部門 推薦
推薦 ninom_yy さん
- 元旦の初日を迎えようと吾妻山の芝生広場へ集った多くの人々。相模湾の沖合遠く、顔を覗かせた初日が放つ光芒が冬木立の頂きを掠め、思い思いのスタイルで御来光と対峙する人々を漏れなく照らし、それぞれの思いに受け応えるかの様な、日の温かみを享受する印象を受けます。群集と初日までの遠近がリアルです。
インスタグラム部門 特選
特選 吉田 和洋 さん(yoshipon.7)
- 腰に両手を据え、左足でしっかりとサッカーボールを固定する。背筋をスッと反り一点に視線を集中する後ろ姿の凛々しさ。このシーンを見つめていると、冬木立が茂る先方の丘が恰も観衆で埋まるスタンドに見えます。さて、どこに蹴り込もうか!将来は有望な女子ストライカーの風格です。
特選 中居 里美 さん( coyuru3103)
- 吾妻山の芝生広場から浅間神社脇のつつじ園の下り坂でしょうか。スクエアー(正方形)サイズの画面を活かした上手いフレーミング。落ち葉散りしく坂道を威勢よくお母さんの手を引き先導する、親子の情愛が画面から溢れる微笑ましいショット。その親子を包むような空からのトチの枝葉が晩秋の季節を歌います。