第27回にのみや観光フォトコンテスト[入賞作品]
- 観光協会では、二宮町の観光PRとして、自然や、風景、旧跡など、「にのみや」の魅力が伝わる写真を広く募集する「フォトコンテスト」を行っております。インスタグラム部門も好評で、多くの作品が寄せられました。
審査結果
【応募結果】
写真部門 | |
---|---|
応募者数 | 作品数 |
45名 | 199点 |
インスタグラム部門 | |
---|---|
投稿者数 | 投稿数 |
84名 | 439点 |
【総評】 (審査員長 山口 高志 氏)
本年(第27回)も、にのみや観光フォトコンテストに多数の応募を頂き厚く御礼申し上げます。
今年は気候温暖な二宮町に年明け早々積雪がありました。その好機を逸せず果敢に吾妻山をモチーフに作品とされた意欲の充溢した作品。気象の変化を利したドラマチックな作品に恵まれたのは幸いです。芽吹きの美しい町内の丘陵地や朝夕の二宮海岸の多彩な色彩変化をモチーフとした作品も印象に残ります。
第25回展から設けられた「インスタ部門」は応募も増え、今や従来のデジタルカメラの機能を凌ぐ勢いの高機能化と目の延長とも言える手軽さ、フットワークの良さを活かした動感に富む映像も更なる映像の幅の広がりを予感します。
入賞作品
写真部門 推薦
推薦 「希望の光」 近藤 俊夫 さん
- 吾妻山公園のシンボルツリー(榎)に見事に掛かる二重虹。ダブルレインボーと呼ばれ、極稀に見られる貴重な気象現象で、幸運の象徴とされます。恐らく数十秒から1,2分間の極短い間に見られる現象を実に間合いの良いカメラ位置と的確な画面構成で、臨場豊かに表現されました。背景の空のトーンを含め絶妙な明暗、露光バランス。この瞬間に遭遇できた事が幸運の証と申せましょう。
写真部門 特選
特選 「若葉の小径」 樋口 文二郎 さん
- 吾妻山芝生広場から釜野口へ向かう遊歩道は、クヌギ、イヌシデ、コナラ、ヤマザクラなどの落葉広葉樹林に覆われた散策路。下草が萌え始め、多種類の広葉樹が春の日を受け、葉が日毎に成長する溌剌とした陽春の明快さが画面から伝わります。林間越しに垣間見える遊歩道が画面の奥行きを盛ると共に、若葉の元を往くハイカーの歩みを軽快に映します。
特選 「れんぎょう咲く小道」 加藤 一郎 さん
- 陽春の頃、吾妻山へ役場口の石階段を登り山頂を目指すハイカーや来園者を「あと少し」と手招く様に迎え、登りの疲れを癒し目を楽しませてくれるのがこのレンギョウの斜面。ハイカーを視点に右上方へ緩く湾曲する歩道を明るく染める色彩は、恰もハイカーに「ここ曲がれば山頂よ!」と声援する花垣のごとく明快な輝きを送る。
特選 「初夏の情景」 本間 浩一 さん
- 見頃を迎えた公園内の花を愛でながら木道を往くハイカーの嘆声が漏れ聞こえそうな臨場感を覚えるショット。望遠ズームでの撮影だと思いますが、距離の圧縮効果が程よくショウブの花群れが実景以上にボリュームアップして浮き立って見え、ハイカー其々の動作を捉える間、シャッタータイミングの良さとの相乗で寛ぎ感が画面から漂います。
写真部門 準特選
写真部門 入選
インスタグラム部門 推薦
推薦 加藤 庸介 さん(katochinnnnn)
- 町内有志の方々の清掃活動、水質改善の尽力により町内を貫流する葛川で行われた児童達のカヌー体験のシーン。当日は曇りの様です。が、このシーンはそれが幸い。和らいだ拡散光を反映する川面の反射が画面全体のトーンを均一化すると共に、パドル操作の集中と参加児童のどきどき感が伝わります。
インスタグラム部門 特選
特選 野川 礼一 さん(reiiti9447)
- フットワークの軽快さに秀でた、インスタグラムの特性が生かされたショット。袖が浦の波打ち際と思われますが、画面下方の盛り上がって崩れんとする刹那の波形が実にリアルで、その奥の泡立つ波との相乗で打ち寄せる波の響きが伝わります。長々伸びる渚の遠くに、暮れなずむ箱根連山が蟠るのも二宮海岸の環境と風情を醸しています。
特選 池田 英樹 さん(bcfczouk)
- 絶好の行楽日和。日本列島で恐らくトップクラスの気候温暖地、二宮町ならではの真冬の花見の情景。燦々と注ぐ陽射しに輝く菜の花のぬくぬくしい輝きと明快さ。キラキラと輝く青海原に向かい寛ぐ休憩舎の人々や花群れにスマホを向ける人々の充足感が画面に反映されています。